アクセサリーのようにネイルも。
美しい指先で“うれしい時間”を

Nail salon ASK (ネイルサロン アスク)

日常のふとした動作の中で素敵なネイルが目に入ったら、なんだか幸せな気分になります。ネイルに挑戦したいけど、好きなデザインが実現できない、どんなデザインが私に似合うか分からない。そんなときは、上下町の「ネイルサロンアスク」に聞いてみて。あなたが好きな指先、あなたに似合う指先を提案してくれます。美しい指先が、一日に何度もうれしい瞬間をもたらしてくれます。


大人かわいい、暮らしになじむうれしいデザイン

店名の「アスク」は、英語で訪ねるという意味。お客様の要望を細かく聞きながら、ネイルデザインをつくりたい、という池田千波流さんの思いが込められている。アスクは主にジェルネイル、自爪ケアを専門とするネイルサロン。お客様は20、30代の女性が多く、上下町の人はもちろんのこと池田さんが発信するInstagramを見た三次市など周辺地域からも「ほかにはないネイルデザイン」を求めて訪れる。
「大人かわいい、ニュアンスネイルが得意です」ジェルネイルのサンプルを見せていただくと、池田さんを思わせる柔らかい印象のデザインが並ぶ。グレーを混ぜたようなくすみのある落ち着いた色使い、同系色の濃淡、複数の色をにじませたような表現、1色でも立体感のある模様が描いてあったり。爪という小さな面積の上で、多色の組み合わせやにじませ、重ね塗りをして深みのある世界を表現している。それなのに、やりすぎていないと思わせる上品さ。暮らしの中によくなじみ、毎日ふと目にしたときに心が華やぐデザインだ。

池田さんを思わせる優しい印象のデザイン

ゆったりとしたプライベートサロン

トータルコーディネートの中で爪を提案

肌の色になじむかを実際に見て確かめる

 指ごとに違った色やアートを施していても、左右で違う色でも、まとまり感があるのは池田さんの世界観がベースにあるから。
 池田さんはデザインを考えるとき、アクセサリーを参考にするそうだ。ふと時間が空くと広島市内に出かけて、アクセサリーや洋服の店舗をめぐる。色使いやデザインのトレンドをつかみ、池田さん自身の好みや得意を加えながらデザインのアイデアを固めていく。店内で販売しているアクセサリーは、池田さんがセレクトしたもの。池田さんのネイルデザインとの相性はもちろん抜群。ネイルと合わせてほしくなる。
 取材で、池田さんのヒアリングを体験した。サンプルから好みの色を選んで、肌にのせてみる。好きな色と似合う色が違うこともあることに気づき、池田さんと相談しながら色やデザインを決めていく。池田さんは、私の話や洋服や持ち物から好みを把握して、全身のコーディネートを考えながら似合うデザインを探っていく。「トータルコーディネートの中で爪だけがうかないようにしたい」というのが池田さんのこだわりだ。
 デザインがおおよそ固まったら、爪のケア。甘皮処理や爪の長さや形を整え、爪の表面にジェルが定着しやすいようにする。準備が終わったら、いよいよ色を塗る。重ねたり描いたりパーツを載せたり、楽しい時間の始まりだ。約2時間をかけて完成。話が盛り上がって長引くことも多いそうだ。
 爪のケアにも力を入れている。薬剤を使用せずにジェルを除去する技法を取り入れ、爪へのダメージを最小限に抑えたり、短い爪や深爪など爪の悩みには保湿ケアや指の使い方をアドバイスしている。

丁寧なケアがジェルの定着をよくする

夢をあきらめず、上下町で踏み出した一歩

子供のころから絵を描くことが好きで、中学生では爪型の透明なチップにデザインを施すネイルチップ作りにはまっていたそうだ。「ネイリストになりたい」という夢は、結婚し子育てで忙しい毎日を送りながらも忘れられなかった。お子さんが保育園に行っている間に広島市内のネイリスト学校に通い、ネイリスト技能資格を取得。ネイルデザインの基礎を身に付けた。
上下町出身で、上下町で生活していた池田さん。お子さんが小さいこともあり、まずは自宅で活動を始めた。子育てするママとして出会った中山美佳さんと大畑乃愛さんの声掛けで2019年、上下町商店街にある惣菜店「ホームキッチン」の2階にサロンを構えることに。中山さんは、アスクと同じ2階にある、まつげエクステンションの専門店「アイリッシュサロンIDEAL」のオーナーだ。そして建物のオーナー、ホームキッチンの大畑乃愛さんも子育て中のママ。「この場所なら楽しそう、やってみたい、ママ友というつながりで何かが生まれそうって思えました」
オープン当初、特殊なデザインをオーダーするお客様がいた。どうやって実現しようかと試行錯誤の連続だった。「オーダーに必死に応えることが、技術の上達につながり自信にもなりました。私を成長させてくださったお客様です」と振り返る。旅行に行ったからとお土産を持ってきてくれる人もいる。お店を構えたことで、お客様の数も増えてきた。「お客様に応援していただいている感覚です。自分でお店を持つことに不安はありましたが、上下町で一歩踏み出してよかったです」と話す。

IDEALの中山さん、ホームキッチンの大畑さん、池田さん

「今日も頑張ろう」と思えるサロンに

「ネイルデザインは自己満足の世界だと思います。でも、落ち込んだり、ストレスを感じたりしたときに美しい指先を眺めるだけで癒されます。サロンを出るとき、今日も頑張ろう!と思っていただけたらうれしいです」と願う。何かを始めたいとき、気分を変えたい時、少し落ち込んだとき、美しいい指先に力を借りてみたい。
ジェルネイルは色がはがれにくく持ちがよく、家事や仕事への影響も少ない。美しさを守ろうと、所作が丁寧になるという変化もある。美しい指先は、上下町で過ごす時間をより“うれしい”ものにしてくれる。

ネイルとの相性抜群のアクセサリー

ネイルケアグッズも販売