新しい目元を手に入れて
今日よりもワンランク上の明日へ

アイラッシュサロン IDEAL(アイディール)

新しい靴を履くと背筋が伸びたり、いつもと違うメイクをすると新鮮な気持ちになったり。外見を新しくすると中身も変わるという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。「アイラッシュサロン アイディール」は、まつ毛も心も上向きにしてくれるまつ毛専門サロン。新しい目元で上下町商店街を歩いてみると、これまでとは違う楽しさを感じるはずです。


その人のコンプレックスや理想に向き合う

「私自身、まつ毛にコンプレックスがありました。短くて下向きで、目がぼんやりとした印象なのが嫌だったんです。エクステをしたとき、違う自分になれたことがうれしくて」と話すのは、まつげ専門店「アイラッシュサロン アイディール」を営むアイデザイナーの中山美佳さん。
エクステとはエクステンションの略で、継ぎ足す毛のこと。まつ毛のエクステは、自分のまつ毛に、人工のまつ毛を装着して長さやボリュームを出す。同サロンでは主に、このまつ毛のエクステやまつ毛パーマ、トリートメントのための美容液販売、そして歯のセルフホワイトニングのサービスを提供している。
お客様の年齢層は幅広く、目立つのはママ世代と40代。「メイク時間が短縮できる」「眉毛を描くだけで出かけられる」と効率のよさにメリットを感じるママ世代と、「目元に自信がなくなってきた」と悩む40代だ。まつ毛も髪の毛と同様に、年齢とともにやせてくる。1本が細く柔らかくなり、本数は変わらなくても全体量が減り目元の印象がぼやけてくるそうだ。お客様一人ひとりの要望や悩みに対して、エクステのデザインを一緒に考えたり、トリートメントでまつ毛を育ててパーマにしてはどうかと提案する。
コンプレックスを感じていたという中山さんのまつ毛は、くるんと上がって明るい印象。「まつ毛を上げることで瞳に光が入って、元気に見せることができるんです」
 いきいきとした目元をつくるのはエクステではなく、トリートメントで育てた自分のまつ毛にパーマをあてたのだと聞いて驚いた。

「話してすっきりしてもらって、元気になってほしい」と中山さん

上向きのまつ毛が目の前の景色を楽しくする

その人のまつ毛の状況に合わせて、1本1本丁寧に

同店は1対1のプライベートサロン。まずはヒアリングで、お客様が思っている理想像と、顔の形や目の位置から中山さんが分析した似合う目元のデザインをすり合わせていく。
デザインが決まったらいよいよ施術。その人のまつ毛の状態に合わせて長さや太さ、量、色を選び、自まつ毛にエクステを必要な箇所に付け足していく。まさにオーダーメイド。だからこそ、より自然な仕上がりが期待できる。中山さんのサロンで扱うエクステは、まつ毛への負担が大きくならないようにと長さ7~15㎜、太さは3種類に絞っている。かかる時間は1時間半~2時間。中山さんとおしゃべりしてもいいし、ふかふかのソファの気持ちよさに任せて眠ってしまってもいい。施術は着々と進んでいる。
「終わって鏡を見た瞬間に、わぁ!おお~!と驚く姿を見るのがうれしい」と中山さん。取材をしながら私にもエクステをつけてもらったので、鏡をのぞき込んでみた。これまで見たことのない上向きさ!まつ毛は体の面積のたった一部なのに、全身をバージョンアップしたような気分になる。

ふかふかのリクライニングチェアでゆったりと

私も家族も笑顔でいるために、上下町を選んだ

上下町出身で上下町育ち、上下町在中の中山さん。美容師になりたくて広島市の専門学校へ進学。結婚、出産後、府中市の美容室に勤務。夢がかなったものの、家族への負担を考えて美容の道をあきらめた。しばらく子育てに専念、その間も美容が好きという気持ちは変わらず、専門学校で学んだことを活かせる仕事を探していた。そんな時にまつ毛のエクステを知った。施術するには美容師免許が必要とされ、美容師として学んだことや経験も生かせる分野。子育てをしながらスクールに通った。
そして2016年、上下町商店街にある惣菜店「ホームキッチン」の2階でまつげ専門店「アイラッシュサロン アイディール」を構えた。3人の子供たちの学校行事に参加しやすく、何かあれば駆け付けられるようにと、自宅のある上下町で仕事をすることに。「若くしてママになり、子どもありきの生活でした。しんどい顔をしているお母さんになりたくない。家族も私も笑顔でいられるように、上下町で仕事をすることに決めました。学校行事はよく忘れてしまいますけど(笑)」と笑う。

納得のいくまで、まつ毛について学んだ証拠の数々

特別なときだけじゃなくて、普段の自分のメンテナンスに

マスク生活が日常になり、顔の大部分が隠れてしまった。人に与える印象は、目元の印象に大きく左右される。「まつ毛のデザインを特別なときだけじゃなくて、普段の自分のメンテナンスに加えてもらえるとうれしい」と言いながら、その難しさも実感している。「どんなことでも、やったことないことは不安ですよね。自分で店を持つことが怖った。エクステをしたことがないお客様は、初めてここに来るときは勇気を出してくださったのだと思う。だから絶対に後悔させたくない」と力を込める。
ヒアリング時間が長くなることもしばしば。隣室の「ネイルサロンアスク」にいたとき、中山さんの笑い声がよく聞こえてきた。「普段の生活とはちょっと違う場所で話してすっきりしてもらって、元気になってもらいたい。そしてキレイになってもらって、明日をもっと楽しくしていただきたいです」
店名の「IDEAL」とは理想という意味。ロゴは英字と階段を横から見たようなかぎ型の矢印を加えて、ワンランク上の自分を手に入れてほしいという願いを表現した。アイディールで実現した目元と中山さんの笑い声が、ワンランク上の自分へ案内してくれる。

「ワンステップ上へ」というメッセージを込めたロゴ

まつ毛のトリートメント用品もそろう